■ 読者の感想 (『俳句極意は? 〜回文俳句いろは歌留多〜』)

 いろは回文の本文はすっきりまとまり、また魚と鴉の戯文調の愉快な会話、そして気の利いた俳画が何とも気分を高めています。また所々にコラムを設け、用語解説などでやさしい定義や歴史を教えてくれ、笑いながら勉強ができます。一般の本とはやや異なり、面白さを中心にしながらそれでいて学ばせてくれるユニークな試みとも思えます。
 芭蕉と逆に「をかし」に「まこと」を取りこみ昇華させたような感じもします。これは著者の個性と回文力無くしては、できないような面白い本ですね。
(60代男性 無職)

 旅先から帰る高速バスの中で読みました。いつもは眠りのほうが先なのに、1ページまた1ページと、結局は全部読み終えてしまいました。すごい力を感じました。押し問答がまたおもしろいと思いました。落語の熊さん、八っあんの世界を・・・なんて失礼ですね。すみません。解説もあるからなおいいですね。物知りになれます。
(60代女性 無職)

 とても読みやすく歌留多の一枚ずつが一章なので、本を開けば、そこが始まりです。魚と鴉の会話は面白く読ませて中身は充実。著者の方には、これからもたくさんの本をいろいろ書かれることを願います。
(70代女性 無職)

 回文の俳句をいろはカルタで、という空恐ろしいことに挑戦したことだけで感動しますが、内容がまた面白く、ついつい読み進みます。「楽しみながら悪戦苦闘した」と前書きにありますが、私には美味しくできた料理を楽しくいただくことしかできませんので、料理代金は奮発(?)します。
(60代 会社員)

 俳句はそれぞれ味がありすばらしい。これらがみんな回文だとは信じられません。それに、イラストもいいですね。古き日本の里山の郷愁を誘ってくれます。本校の図書館に寄贈することはもちろん、国語の教師に勧めたいと思います。
(60代 高校教員)

 長谷部さかな氏の著書『俳句極意は?』は、前著の『山椒魚の謎』のようなかたい本かなと思っておりましたが、開けてびっくり、挿絵があり、大きな字を使って書かれていて、読みやすく、親しみを感じました。
 本の雰囲気は風流で、粋で、読んでいると、渥美清の「トラさん」のような爽やかな気分が味わえそうです。私の周囲の人にこの本を見せて、薦めてみようと思います。
(60代 会社員)

 十七字を回文にして、川柳にするのも大変なところ。精々「肉の多い大の国(大の国が横綱として全盛時)」とか「マカオのオカマ」位が関の山といえます。季語を織り込み俳句とする語彙探しを根気良く続けて、いろは四十七句のゴールに到達された快挙に乾杯。伊藤直子氏のイラストも秀逸です。
(60代 会社役員)

 読みはじめると、つい引きずり込まれてしまいました。俳句としてもちゃんとした句になっており、それに回文にもなっているのですから、驚きの一言に尽きます。
 俳句に加えて、魚と鴉の問答、キーワードの解説、コラム、歴史的背景などが随所に散りばめられて、知らず知らずに、面白く楽しく勉強にもなりますね。
(60代 会社員)

 『俳句極意は?』のおかげで、とても良い気分の休日を過ごしております。NHKの大相撲中継を観るとテレビ画面いっぱいに向こう正面(かな?)の観客が何十人も映ってますが、みんなとっても良い笑顔です。僕もちょうどああいう顔をしてこの本をよんでいるところです。
(50代 会社員)

 子等にとっては普段手にする事の無い分野の本です。故に、アラッ・まぁ・ヘェ・・と声上げつつ、話題一杯の文字に驚嘆、団欒(だんらん)の場が持て、その上若者らには、未知への探訪、一つの視野を拡げ与える勉強にもなり宜しゅう御座いました。
 私には、ページが繰りやすくって、目次からすぐ本文と手間いらずなのが何よりです。回文の見事さ!! 頭脳明晰さに、只々感服です。
(70代 主婦)

 カバー付きの表紙のデザインと紙質は本の内容にピッタリ一致していますね。きれいなイラストも抜群です。特に、「(み)蓑虫泣かず笑わず悲しむのみ」が素晴らしいです。
 それにしても、いろは47文字を全部回文で俳句にされたこと、歴史に残る快挙ですね。まえがきで、「たのしみながら悪戦苦闘した結果」と述べられていますが、さぞかし推敲に時間と労力を費やされたことでしょう。
(60代 会社員)

 魚と鴉のやり取りは、関西漫才のボケと突っ込みの感もあり、一人ふんふんと頷いたりしております。くたびれてきた脳の活性化に役立ちそうです。知人にも薦めてみます。
(60代 会社員)

 わたしには悪戦苦闘して作られたのではなく、楽しみながら完成された作品のように感じました。世の中には計り知れない才能を持った人が居るものだとつくづく思います。
(60代 翻訳業)

 回文俳句だけでなく回文のすべてを紹介し、ほんものの俳句についても、その規則から専門用語まで解説し、俳句のみならず、本作りの極意まで究めておられるのに感服しました。
 前人未踏の「回文俳句いろは歌留多」、48の作例や魚と鴉の問答には、古今東西の教養があふれ、俳壇も世間もアッと驚くに違いありません。
(80代 元大学教授)

 こんな手があったかとほかの作家が内心では悔しがっているのではないですか。
(50代 作家カメラマン)

 「回文いろは歌留多」は既にあるが、「回文俳句いろは歌留多」はないという発見がそもそも素晴らしい発見だと思います。特に「り」「な」「む」「こ」「き」「み」の6句は後世に残る回文句の名作と思いました。
(60代 俳人)

 回文でいろはカルタですか……。凄いですねえ。縛りが多過ぎて、普通の人には無理じゃないかしらん。しかし、こういう努力は大事です。文化を押し進める力は意外とこういうところから湧いてくるのです。
(SF作家)

 俳句のことは難しくてよくわからないけど、魚さんと鴉さんの会話はメチャ面白かった。長男(小学生)も少し読んで、「頭がごちゃごちゃになりそう」と言っていた。
(30代 女性)

 相当の知識がないとこれだけの文章は書けない。
(70代 元大学教授)

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